アベンジャーズ/エンドゲームを楽しく観るために始めた企画。
Marvel Cinematic Universe(MCU)作品の完全制覇!
ネットで話題となっているネタから一番わかり易い観る順番を作りました。
maximal-life.hateblo.jp
この記事は、観る時間がない人にざっくりとした内容を提供する事を目的とします。
今回はとうとう最終回のこちら、
アベンジャーズ/エンドゲーム
キャスト
トニー・スターク(ロバートダウニーJr):アイアンマン
マイティ・ソー(クリス・ヘムズワース):ソー
スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス):キャプテン・アメリカ
ブルース・バナー(マーク・ラファエロ):ハルク
ピーター・パーカー(トム・ホランド):スパイダーマン
ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン):ブラック・ウィドウ
クリント・バートン(ジェレミー・レナー):ホークアイ
ジェームズ・ローディ・ローズ(ドン・チードル):ウォーマシン
スティーブン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ):ドクター・ストレンジ
ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン):ブラックパンサー
スコット・ラング(ポール・ラッド):アントマン
キャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン): キャプテン・マーベル
ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)
ネビュラ(カレン・ギラン)
ロキ(トム・ヒドルストン)
ヴィジョン(ポール・ベタニー)
サノス(ジョッシュ・スローリン)
ワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン):スカーレット・ウィッチ
サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー):ファルコン
バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)
ピーター・クイル(クリス・ブラット):スター・ロード
ストーリー
2016 年のアベンジャーズ分裂騒動において、ソコヴィア協定違反で 2 年間の自宅軟禁を言い渡されたクリント・バートン。
彼はアベンジャーズからの引退し、自宅軟禁を受け入れ、妻と子供との生活を楽しむことにして、軟禁期間が終了してもこのまま平凡な暮らしを送ることを決めていました。
軟禁ももうすぐで終了となる頃、クリントは自宅の広い庭で家族と楽しい時間を過ごしていました。
しかし、突然、妻と子供たちの姿がなくなり、広い庭にクリントひとりとなってしまいました。。
異常事態を察し家族の名前を叫びますが、その声を聴く者はだれもいませんでした。
23 日前、惑星タイタンでトニーとネビュラは、本来の船の持ち主であるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーであるピーター・クイル、ドラックス、マンティス、トニーと共に地球からやってきたドクター・ストレンジ、スパイダーマンことピーター・パーカーと共に、ストレンジの持つタイム・ストーンを狙っていたサノスとの死闘を繰り広げていました。
しかし、6 つのインフィニティ・ストーンのうち4つを手にしていたサノスに歯が立たず、致命傷を負ってしまったトニーを助けるためにストレンジはストーンをサノスに手渡してしまいました。
結果的にサノスは残るアベンジャーズメンバーから最後のストーンを奪取。
6 つ全てのストーンを手にしたサノスはガントレットをはめた手でスナップを鳴らし、全宇宙の生命を半分に減らしてしまいました。
もちろんヒーローたちも例外ではなく、タイタンで戦っていたヒーローたちの中で生き残ったのはトニーとネビュラのみ。
途方に暮れる 2 人はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのベネター号に乗り込み、地球を目指しタイタンを発ちましたが、22 日目に燃料機関に損傷が生じ、船を進めることができなくなってしまいました。
トニーはひとり、コックピットでアイアンマンスーツのヘルメットに、妻ペッパーへのメッセージを録画し始めました。
現在の状況を説明し、これを観ても悲しむなというメッセージ。
メッセージを残した後、トニーは倒れるように眠ってしまいました。
床で眠っているトニーを見つけたネビュラはトニーを操縦席に座らせ、そこから離れました。
すると、眩い光が窓から差し込んできました。
その光でトニーが目を覚ますと、そこには光り輝き笑みを浮かべる女性が生身で浮かんでいました。
地球のアベンジャーズ基地には、スティーブ・ロジャース、ナターシャ・ロマノフ、ブルース・バナー、ジェームズ・ローデイ・ローズ、そしてトニーの妻ペッパーがいましたが、突然大きな地響きが聞こえてきました。
外へ出ると、夜空の果てから眩い光がやってきます。
それは、ベネター号を運んできたキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースでした。
キャロルが着地させたベネター号の中から、ネビュラに支えらえながら痩せたトニーが現れました。
分裂騒動で対立してから一度も顔を合わせていなかったスティーブはすぐさまトニーの元へ駆け寄ります。
トニーはスティーブに絞り出すような声で「坊やを失った」と話します。
ベネター号から出てきたのがトニーとネビュラだったことから、ロケットは自分以外のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの仲間が全員いなくなってしまったことを悟ったのでした。
翌朝、車椅子に座り点滴を受けながらトニーはスティーブをはじめとする他のメンバーとサノスに関することを話していました。
スティーブはサノスの居場所を突き止められていないことをトニーに告げます。
するとネビュラが「行き先はわかる」と言い出します。
サノスはネビュラに度々、目的を達成した後は農園を営むために「ガーデン」という惑星に行くと話していたことを明かします。
さらにロケットが、2 日前にワカンダにてサノスがスナップをした際と同じ周波数をガーデンから感知したことを明かします。
それを聞いたキャロルはストーンをもう一度使えば消えた人々を戻すことができると言います。
それを聞いて頷いたスティーブは「奴を倒すぞ」と決意の言葉を口にしました。
ベネター号に乗り込みガーデンへ向かうアベンジャーズ達。
キャロルが一足先に偵察に行きます。
サノスは、小さな小屋を生活拠点とし、軍隊や戦艦なども持たず、ただ一人で過ごしていました。
それを確認したキャロルは、小屋にいるサノスに襲い掛かりました。
サノスは抵抗する間もなくキャロルに首を抑えられ、さらにハルクバスターを着たブルースに体を押さえられます。
そこへソーが突入し、ガントレットをはめたサノスの左腕をストームブレイカーで切り落としました。
スティーブとナターシャも小屋へ入り、ロケットがストーンを回収しようとガントレットをひっくり返すと、そこにはストーンが一つもはめ込まれていませんでした。
ストーンの在処をスティーブが尋ねると、サノスは「ストーンを消すためにストーンを使った。原子レベルにまで分解するためにスナップをして、私の体もボロボロになった」と言います。
「嘘だ!」と叫ぶブルースにネビュラは「父は嘘だけはつかない」と言います。
サノスは「体はダメになったが自分の行いに後悔はない。なぜなら、私は絶対だからだ」と言い放ちました。
すると次の瞬間、ソーがサノスの首を切り落としました。
ストーンが失われたことにより、失われた人々を取り戻すことが不可能だと悟ったアベンジャーズには絶望感が漂っていました。
5 年後、世界中の人々は悲劇を乗り越え前に進みだそうとしていました。
サンフランシスコ州のある広い駐車場の下にある倉庫に 1 台の茶色いバンが置かれていました。
ほこりまみれのそのバンの中には、なにやら精密な装置のようなものがあります。
そこの上をねずみが歩いていると、突然装置が作動し、小さなトンネルのような部分からアントマンことスコット・ラングが飛び出してきました。
彼は駐車場でパートナーのワスプことホープ、その父でアントマンスーツの縮小技術を開発したハンク・ピム博士、ハンクの妻のジャネットと量子世界に関する実験を行っていました。
外の世界に戻されるタイミングで、突然外の三人からの通信が途切れ、自力で脱出することができないスコットはそのまま量子世界に閉じ込められてしまっていたのでした。
量子世界に入る前と全く異なる光景。
外に出ると、そこに広がっていたのはスコットが知る世界とは異なるものでした。
町には壊れた車の残骸や建物があり、コケや蔓に覆われた家も数多くあります。
量子世界にいた時間は体感では5時間ほど。
その間に大きな変化を遂げた街に戸惑いをかくせません。
そのうちスコットは、木や電柱に貼られている行方不明者捜索の張り紙に気づきます。
いよいよただ事ではないと気付いたスコットは、公園にある無数の石碑にたどり着きました。
そこには 5 年前塵となり消えてしまった犠牲者の人々の名前が刻まれていました。
娘のキャシーだけは助かっていてほしい。
そんな思いで必死に石碑を見ていたスコットは、ある石碑を見て愕然とします。
そこには他でもない自らの名前「スコット・ラング」と刻まれていました。
アベンジャーズ基地では、ナターシャが世界中、宇宙中に散らばったメンバーと通信し現状報告をしあっていました。
メキシコにいるローディはメキシコで麻薬売人の遺体が複数見つかっており、その他にも世界各国でみつかる悪人の遺体は全てクリントの仕業であると思われることを伝えます。
ナターシャは SHIELD 時代から深い友情を育んできたクリントの現状を思い思わず涙を流しますが、そこへティーブがやってきます。
そんな 2 人の元へとある訪問者が訪れます。
ナターシャが玄関先の映像を映すと、そこにはサノスのスナップにより犠牲になったと思われていたスコット・ラングが立っていました。
スコットは、自分がサノスのスナップの瞬間に量子世界にいたこと、5 時間ほど経過してから脱出すると 5 年経過していたことを伝えます。
量子世界ではまるで時間の流れが異なっている。
もしそれを上手く利用し、サノスのスナップより前の時間に出ることができれば、やり直すことができるのではないかと説明します。
それを聞いた 2 人は、スコットを連れてある場所へ行くことを決めます。
川が流れる傍に建つ一件の家では、玄関からでたトニーがゆっくり歩きながら、小さな小屋へ向かいます。
「食事の時間だぞ」と言って手を叩くと、小屋のカーテンが開き、青いアイアンマンのマスクを被った小さな少女が現れます。
トニーはマスクを外してあげ、「これはママの誕生日にあげるんだ」と言って彼女を抱きかかえました。
そのまま家へ入ろうとしたところに、スティーブとナターシャ、そしてスコットがやってきます。
スコットはトニーに量子世界に入ればタイムトラベルできる可能性があることを説明し、発明に優れたトニーに協力を仰ぎたいと伝えます。
トニーはスコットの言うことに疑問を抱き、深くは聞こうともせず、協力できないと言います。
そこでスティーブは、「もっと大きな頭脳に頼もう」と言います。
3 人はレストランでブルースと待ち合わせをしていました。
しかしそこにいたのは、スコットが知っているブルースでも、ハルクでもありませんでした。
見た目は完全にハルクですが、声や話し方はブルース・バナーそのものです。
5 年前サノスに負けた要因は自分がハルクに変身できなかったことにもあると考えたブルースは、数年かけて自分の脳を保ったままハルクの肉体になることに成功したと言うのです。
3 人はブルースに実験の協力を仰ぎ、ブルースも協力することを決めます。
その夜、スコットが言っていた事が頭から離れなかったトニーは、試しに思い付いたアイディアを使いタイムトラベルを行う装置を組んでみると、なんと成功してしまいます。
そしてトニーはペッパーにタイムトラベルをするかもしれないことを伝えます。
4 人は、アベンジャーズ基地でタイムトラベルの実験を行っていました。
しかしなかなか上手くいかず、諦めかけるスティーブの元へ、トニーが訪れます。
トニーは和解の印として、タイムトラベルを可能にする装置と、キャプテン・アメリカの盾を手渡しました。
ナターシャは東京を訪れていました。
クリントがいるとの情報を得てやってきたナターシャの前に広がった光景は、雨の降る夜の東京で悪人を殺しているクリントでした。
彼は覆面をし、弓ではなく刀を使い、悪人を殺していました。
ナターシャは、家族を取り戻すことができるかもしれないことを伝えました。
アベンジャズ基地の外で食事をしようとするスコットに強烈な風が吹きつけます。
ベネター号が着陸し、ロケットとネビュラが降りてきました。
ロケットはブルースをベネター号に乗せ、ある場所を目指し出発しました。
たどり着いた場所は「新アスガルド」という場所でした。
アスガルドを失ったソーは、ヴァルキリーをはじめとする生き残ったアスガルドの民たちを集めて地球上に新たなアスガルドを作っていたのでした。
ハルクとの再会を喜ぶヴァルキリーでしたが、ソーはなかなか人と会わないこと、外へ出てくるのは月に一度ビールを取りにくるときだけと言います。
ロケットとブルースはソーがいるという小屋を訊ねます。
するとそこには、髪と髭が伸び、すっかりメタボ体系になってしまったソーがいました。
ブルースがソーの協力を仰ごうと「サノスのスナップで皆を取り戻せるかもしれない」と話し、説得しました。
ソーとクリントも加わり、いよいよ作戦会議です。
スコット以外のメンバーはそれぞれ一度はインフィニティ・ストーンに接触していることから、それぞれストーンに接触した場所と時間を説明していきます。
すると、2012 年のニューヨーク決戦の際、ニューヨークには 3 つのストーンが存在していたことが分かります。
そこで、トニー、スティーブ、ブルース、スコットの 4 人は 2012 年ニューヨーク決戦の時のニューヨーク、ソーとロケットは 2013 年のジェーンがリアリティ・ストーンを吸収していた時のアスガルド、ローディとネビュラはパワー・ストーンが保管されていた 2014 年の惑星モラグ、ナターシャとクリントは同じ年のソウル・ストーンの在処である惑星ヴォーミアへ、それぞれが向かうことになりました。
それぞれが自らの戦闘スーツを着て、さらにその上から量子世界に入るためのスーツを着用し、巨大な装置の上に並びました。
「じゃあ 1 分後にね」ナターシャの言葉に全員が微笑みます。
スティーブの「命をかけて」という言葉を合図に、一斉に量子世界に入りこみました。
2012 年のニューヨーク。
ロキが率いるチタウリ軍と6人のアベンジャーズが壮絶な戦いを繰り広げている最中、ビルの陰にトニー、スティーブ、ブルース、スコットが現れました。
今この瞬間、ニューヨークには3つのストーンが存在しています。
トニーとスコットはスペース・ストーン、スティーブはマインド・ストーン、ブルースはタイム・ストーンを手に入れるために作戦を開始しました。
ブルースはタイム・ストーンが保管されているサンクタムへ向かいます。
そこではいずれスティーブン・ストレンジを魔術師として育てることになるエンシェント・ワンがチタウリ軍を撃退していました。
ブルースはエンシェント・ワンにタイム・ストーンを手渡すように要求しますが、エンシェント・ワンは応じません。
魔術師はタイム・ストーンを手放すわけにはいかないと言います。
ブルースは、未来でストレンジが自らサノスにストーンを手渡したことを伝えます。
「ストレンジは優秀な魔術師になります。彼が手渡したということは、彼には彼なりの勝算があるのでしょう」エンシェント・ワンはブルースにストーンを託しました。
トニーはかつての自らの本拠地スターク・タワーを訪れました。
そこではアベンジャーズがロキを追い詰めていました。
そこへラムロウ率いる SHIELD のチームが入ってきました。
彼らは過去のトニーからマインド・ストーンの入ったロキの杖を受け取り、スペース・ストーンをケースに入れてトニーに手渡します。
ロキとアベンジャーズがエレベーターに乗り込みますが、巨大なハルクは乗れません。仕方なくハルクは階段で降りていきました。
一方、ロキの杖を持ったラムロウ達は従業員用のエレベーターに乗り込みました。
それを確認したトニーは、下の階で待機していたスティーブに連絡します。
トニーからの連絡を受け取ったスティーブは下の階から、ラムロウ達が乗っているエレベーターに乗り込みました。
スティーブはラムロウに杖はアベンジャーズで預かることになったと言い、杖を手渡すように要求します。
ヒドラの基地に杖を運び込もうとしているラムロウ達は断りますが、既に彼らの正体を知っているスティーブは彼らの耳元で「ヒドラ万歳」と囁きます。
スティーブがヒドラに加担していると勘違いした彼らは、快くスティーブに杖を手渡します。
1 階では警備員に変装したトニーはスペース・ストーンを手に入れる機会を窺っていました。
エレベーターから降りてきたロキを引き連れた過去のトニーとソー。
タワーから出ようとしますが、そこへ SHIELD に潜入していたヒドラの一員スピアーズが現れます。
スピアーズはストーンの入ったケースを渡すように言いますが、トニーとソーはアスガルドで保管するべきだと主張します。
揉めている様子を見てトニーはスコットに合図を出します。
スコットは過去のトニーのTシャツの下に忍び込み、トニーの胸に埋め込まれているアーク・リアクターに侵入。
その中にある小さなピンを外しました。
すると装置は停止、トニーは不整脈を起こし倒れてしまいました。
騒ぎになり、ケースがそっちのけになる中、スコットはトニーから脱出、ケースを蹴り飛ばしトニーの元へ届けます。
それを拾ったトニーは警備員専用出口から出ようとしますが、突然階段の扉が開き、ハルクが飛び出てきました。
それに吹き飛ばされたトニーは思わずケースを手放してしまい、ストーンがケースから出て転がりロキの足元に来ました。
ロキは全員が倒れるトニーとハルクに注目していることを良いことに、ストーンを持って何処かへワープしてしまいました。
スティーブはラムロウからマインド・ストーンを奪い下へ戻ろうとしていましたが、トニーとスコットの非常事態という連絡を受け理由を聞こうとすると、目の前に 2012 年のスティーブが現れます。
過去のスティーブはソーに「ロキがいたぞ」と連絡します。
スティーブは過去の自分からロキの杖を守るべく、過去のスティーブは杖を奪うべく、キャプテン・アメリカ同士の戦いが始まりました。
スティーブは過去の自分に抑え込まれますが、親友であるバッキ―が実は生きていることを伝えます。
過去のスティーブが動揺し力が緩んだところでスティーブはロキの杖を使い過去の自分を眠らせます。
スティーブが外に出ると、トニーとスコットは肩を落としていました。
2 人はスティーブに作戦失敗を伝えました。
スコットはトニーを激しく攻め立てます。
量子世界に入るために縮小する際に使用するピム粒子は、ハンクが消えてしまったことで数に限りがあります。
もうストーンを手に入れることはできないと落ち込むスコットでしたが、トニーはストーンとピム粒子を同時に手に入れることができる方法を思いつきスティーブに耳打ちします。
納得したスティーブはスコットにロキの杖を基地に持って帰るように頼みます。
2 人が何を言っているのかわからないスコットをよそに、2 人はどこかの時間へワープしてしまいました。
2013 年のアスガルド。
ここには、体にリアリティ・ストーンが吸収されてしまった当時のソーの恋人、地球人ジェーン・フォスターが滞在していました。
ここを訪れたソーとロケット。
ロケットは気合十分でしたが、5 年間酒に溺れて生活していたソーは気持ちの整理がつかず、加えて未だに未練をもつジェーンを目の前に、完全に怖気づいていました。
さらにこの日はソーの母フリッガがダーク・エルフに殺害される日。
ソーは母への思いも募りパニック状態に陥ってしまいました。
ロケットは仕方なく 1 人でジェーンの居る部屋に忍び込みました。
ソーは逃げていましたが、その先で母フリッガに見つかってしまい、魔女に育てられたフリッガに今いるソーが未来から来たソーであることを見抜かれます。
ソーは思わず涙を流し、フリッガにサノスの首を取ってからの5年間の悩みを吐露します。
自分の運命を考えなさいという言葉で、ソーは未来へ戻ることを決意し、左手を窓の外に向かって伸ばすと、そこへかつてのソーの武器ムジョルニアが飛び込んできました。
久しぶりの再会に大喜びするソーは、そのままムジョルニアを持ってロケットと共に未来へ戻りました。
2014 年の惑星モラグ。
ここにはパワー・ストーンが入ったオーブが保管されています。
それを狙ってやってきたのはガーディアンズ・オブ・ギャラクシー結成前のスター・ロードことピーター・クイル。
自慢のウォークマンで音楽を聴きながらノリノリでオーブを目指すクイルを、陰からネビュラとローディが心配そうに見ていました。
クイルにパンチをお見舞いして気絶させた後、2 人はオーブの保管されている部屋へと侵入し、無事にオーブを手に入れました。
2 人は息を合わせて装置を作動させ未来へ戻ろうとしますが、ローディのみが未来へ戻り、ネビュラは装置を作動させる前に謎の頭痛に襲われ倒れてしまいました。
同じころ、サノスの戦艦の中でトレーニングをするサノスの養女ガモーラとネビュラ。
そこへサノスが訪れ、惑星モラグでパワー・ストーンが見つかったことを告げます。
ネビュラが自分に行かせてほしいと言ったところで、ネビュラの頭に埋め込まれた記憶再生装置が作動。
そこには、パワー・ストーンを奪う作戦について話すネビュラと、見知らぬ男の会話の映像が記録されていました。
サノスは疑問に思い、記録を全て見ること、そこには、ネビュラが地球にいる映像が記録されていました。
2012 年、ロキに地球侵略を命じた際に結果的に阻まれたことから、サノスはアベンジャーズの存在を認識していました。
この映像は未来のネビュラに記録されたもので、ネビュラがアベンジャーズと協力していることを知ります。
さらに記憶をたどると、そこにはインフィニティ・ストーンを使って全生命を半分にするという野望を達成したと語るサノスが映っており、最後にはそのサノスが首を切られてしまう映像がありました。
アベンジャーズにストーンを集められてはすべてが台無しになってしまうとして、サノスは未来のネビュラを捕まえるためにモラグへ向かいます。
モラグにいるネビュラにも、映像を通してこれらのことは全て見えていました。
サノスに作戦を知られたことに気づいたネビュラは、急いでクリントとナターシャに連絡を取ろうとしますが、モラグに到着したサノスの戦艦に吸い込まれてしまいました。
過去のネビュラは未来の自分からタイムトラベルするための装置を奪い取りました。
トニーとスティーブが訪れたのは、1970 年のニュージャージー州の SHIELD の施設。
この時代の SHIELD はスペース・ストーンを保管しており、かつハンク・ピムも在籍しておりピム粒子も手に入ります。
スティーブはハンクの研究室を目指して、トニーはスペース・ストーンが保管されている保管庫へ向かいます。
地下の保管庫を訪れたトニーはスペース・スト―ンを発見し、無事自らのケースに収めました。
すると「誰かいるのか?」という声が聞こえ、現れたのはトニーの父ハワードでした。
トニーは怪しまれないようにしつつハワードと会話をしながら保管庫を出ました。
ハンクの研究室を発見したスティーブは、ハンクがいない隙をついて侵入、無事複数のピム粒子を手に入れました。
ソウル・ストーンが保管されている惑星ヴォ―ミアを訪れたクリントとナターシャ。
山道を登っていくと、ソウル・ストーンの案内人レッド・スカルが現れます。
そして二人に、ストーンを持ち帰ることができるのはどちらか一人だけになると告げます。
クリントが理由を聞くと、ソウル・ストーンを手に入れるには、大切な者の命を差し出さなくてはならないと語ります。
「代表は決まったな」というクリントに「そうね」と頷くナターシャ。
手を取り合いますが、なかなか手を離しません。
「俺が思ってるのと違う気がしてきた」「そうね」二人とも自分が犠牲になろうとしていました。
2 人は、どちらが犠牲になるかで争いますが、最終的にナターシャは「これでいいの」と言って自ら崖を蹴り、落下していきました。
クリントは落ちていくナターシャを見つめますが、落下する直前目を伏せました。
次の瞬間、大きな光の柱が立ち会がり、そして暗闇が広がりました。
クリントが目を覚ますと、ストーンを持って海の中にいました。
一斉にアベンジャーズ基地に戻ったアベンジャーズ達。
それぞれがストーンを持ち戻ったことに喜びますが、クリントはすぐにその場で崩れ落ち、ナターシャがいないことに気づいた他のメンバーも一様に肩を落としました。
トニー、ブルース、ロケットはガントレットを作成し、6 つのストーンを全てはめ込みました。
これでスナップをする準備は整いました。
問題は誰がスナップをするのかということでした。
あの強靭な肉体をもつサノスでさえ体がボロボロになるほどの威力。
そこで、今やハルクの肉体を手に入れたブルースが名乗りを上げました。
スナップの衝撃に備えそれぞれが防御をし、シャッターを閉めます。
同じころ、ネビュラに入れ替わってやってきた 2014 年のネビュラは、タイムトラベルの装置を操作し、2014 年からサノスの戦艦と軍隊を呼び寄せました。
ブルースはストーンの衝撃に苦しみながらも、なんとか指を鳴らし、スナップに成功しました。
シャッターが開くと外の世界には暖かな光がさしていました。
スコットが外を眺めて「成功か?」とつぶやくと同時に、クリントの携帯が鳴ります。
画面には「ローラ」と表示されています。
次の瞬間、何かが遠くから基地に向かって飛んできて、大きな爆発音と共に基地を壊し始めました。
2014 年からやってきたサノスとその軍隊が基地を襲撃に来たのでした。
ブルース、ローディ、ロケットは地下に閉じ込められ、ブルースがなんとか天井を支えていました。
さらにそこへ水が流れ込み、どんどん 3 人は水に浸っていきます。
サノスはネビュラにガントレットを探すように命じ、自分はここで待つと言いました。
ミサイルが着弾する直前に小さくなりなんとか無事だったスコット。
ブルースからの救難要請を受けて地下へ向かいます。
クリントはただ一人通路にいて、落ちているガントレットに気づきます。
ガントレットをそこから離そうとしますが、サノスの生物兵器アウトライダーの大群が襲ってきます。
弓で対抗しながら、ガントレットを守るため脱出を図ります。
サノスの宇宙船に取り残されたガモーラと現在のネビュラ。
ネビュラはガモーラに、本当はガモーラがサノスの野望達成を望んでいないことを指摘し、加えて、サノスがソウル・ストーンと引き換えにガモーラを殺害することを教えます。
ガモーラは、ネビュラと共にガントレットがサノスに渡るのを防ぐことを決意します。
トニー、スティーブ、ソーは座っているサノスを見つけました。
ソーはムジョルニアとストームブレイカーの二刀流、トニーとスティーブも戦闘準備に入り、サノスの前へ出向きます。
3 人に気づいたサノスは、生命を半分にするという目的は間違っていたことに気づいたのだと言います。
ガントレットでスナップをして、宇宙を帳消しにして新たな宇宙を作りだすことを決意したと宣言しました。
3 人はそれを阻止するべく、サノスに立ち向かいました。
サノスと死闘を繰り広げる 3 人ですが、やはりサノスは手ごわく、追い詰められていきます。
トニーは投げ飛ばされ、スティーブは盾を破壊され、ソーはストームブレイカーを奪われ胸に突き付けられます。
ある程度ダメージは与えますが、やはりサノスに巻き返され、倒れてしまいました。
倒れる 3 人に対してサノスはこう宣言します。
「これまで惑星の生命を半分にするときは高い目標の元行っていた。だが白状しよう。お前たちの星を滅ぼすのはしっかり楽しませて貰う。」
サノスがそう言うと、複数の空を飛ぶ戦艦に、チタウリ軍、アウトライダーズ、そしてサノスの手下ブラックオーダーが続々と揃って向かってきました。
スティーブが再び立ち向かおうとすると、通信機からスティーブの名前を呼ぶ声が聞こえてきます。
「サムだ。聞こえるか?」
声の主は5年前に消えてしまったファルコンことサムでした。
「左から失礼」その声を聞いたスティーブが左側を見ると、巨大な黄色いリングから、同じく消えていたブラックパンサーことティ・チャラ、そしてその妹シュリ、防衛隊長オコエが並んでいました。
その奥にはワカンダの草原が広がっており、大群が待ち構えていました。
信じられないという表情でスティーブがそれを見ていると、さらにあちこちで黄色いリングが広がり始めていました。
あるリングからは、惑星タイタンで消えたピーター・クイル、ドラックス、マンティス、ドクター・ストレンジ、ピーター・パーカーが現れ、また他のリングからはバッキ―、グルート、ワンダが現れ、一つのリングからはワスプことホープが。
消えていったヒーロー達が次々と現れてきます。加えてヴァルキリーやウォンなど生き残っていたヒーロー達も加勢。
最後には、アイアンスーツを着用したペッパーも参戦。
そして瓦礫の中からジャイアントマンとなったスコットが飛び出し、その手にはブルース、ローディ、ロケット。
ついにヒーロー達が勢ぞろいしました。
その光景を眺めたスティーブはサノス率いる大群に体を向け、ヒーロー達に声を掛けます。
「アベンジャーズ、アッセンブル」
スティーブの言葉を合図に一斉に戦い始めるアベンジャーズとサノスの大群。
壮絶な戦いの中で、ヒーロー達はバトンのようにガントレットを手渡しながらサノスに渡さないようにしていきます。
サノスの前に立ちはだかったのはワンダ。
ワンダはサノスの武器を破壊し、サノスをテレキネシスで拘束します。
サノスは戦艦にミサイルを発射させるように命じます。
すると地上に向かって大量のミサイルが乱射されますが、突然ミサイルが止みます。
すると、その先からキャロルが猛スピードで戦艦に突撃し、次々と撃墜させていきます。
サノスはガントレットを奪い手にはめ指を鳴らそうとしますが、そこへトニーが飛んできてガントレットを押さえつけます。
サノスはトニーを吹き飛ばし、
「私こそが絶対なのだ」
と言い指を鳴らしますが、何も起きませんでした。
見るとガントレットには一つもストーンがはめ込まれていませんでした。
トニーの方を見ると、トニーの右手にストーンが全てはめ込まれていました。
トニーは、
「ならば私は、アイアンマンだ」
と言って指を鳴らしました。
大きな衝撃が起きた次の瞬間、サノスの戦艦や手下たちが次々に塵となって消えていき、最後にはサノス自身も塵となっていきました。
インフィニティ・ストーンの衝撃により、トニーは瀕死状態になってしまいました。
ふらつき、座り込むトニー。
長年の親友であるローディは神妙な表情でトニーを見つめていました。
ピーターがトニーの元へ駆けつけます。
「スタークさん、ごめんなさい…行かないで…」
と号泣しながら語り掛けます。
そしてペッパーがやってきて、
「お疲れ様。ゆっくり眠って」
と言い、トニーの胸のアーク・リアクターを取り外しました。
次の瞬間には、トニーは息絶えていました。
後日、トニーの家ではトニーの葬儀が開かれました。
トニーが前日に残したメッセージを受け取ったペッパー、ハッピー、ローディ、そしてアベンジャーズ達。
葬儀が終わった後、スティーブは 6 つのストーンを持ちタイムトラベルの準備をしていました。
それぞれのストーンを元あった場所に戻す為です。
スティーブはブルースの操作でタイムワープしました。
5 秒のカウントで戻るはずでしたが、ブルースがいくら捜査してもスティーブは戻りませんでした。
サムとバッキ―がふと遠くのベンチを見ると、そこに老人が座っていました。
サムが恐る恐る近づくと、その老人は、年老いたスティーブでした。
彼はストーンをそれぞれの場所に戻した後、元居た時代に戻り、自分の人生を過ごしたのだと言います。
そして、キャプテン・アメリカの盾をサムに手渡し「君のだ」と言いました。
バッキ―はその様子を遠くから満足そうに眺めていました。
感想
本当に壮大なドラマでした。
最後にサノスを倒すとは思ってましたが、誰が犠牲になるのかは全く予想外。
ナターシャとアイアンマンこと、トニーが死んでしまうなんて...。
ともにシリーズを通して主役級の人物なんで、本当に終わりなんだなぁと感じました。
一方で、スパイダーマン登場とトニーがスーツを作ったという展開に疑問を感じていたのですが、それが NEXT になりそうです。
要するに、アイアンマンの代わりにスパイダーマンが主役になって新展開という事ではないでしょうか?
映画の最後のスパイダーマンの次回作予告でもそういう展開を匂わせてましたし。
エンドゲームを楽しく観るためにシリーズ全部を観ましたが、大正解でした。
すべての事象がしっかりつながって、本当に楽しく観ることができました。
ひとつ残念だったのは「キャプテン・マーベル」を観ることができなかったこと。
ストーリー的に支障はないように思えますが、最初「誰?」って感じだったので...。
ここまでやったので、MCU 作品は今後も見逃せません。(笑)
最初、「3 時間は長いなぁ?」と思ってましたが、あっという間でした。
アベンジャーズ/エンドゲーム、本当にオススメの作品です。
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