2020 年 1 月 10 日に「カイジ ファイナルゲーム」が封切られます。
本当かどうかは分かりませんが「これで最後だ。」らしいです。
カイジシリーズは大好きでマンガも全部読みました。
もちろん「カイジ ファイナル」も観に行くつもりです。
年末年始の休みもありますし、カイジシリーズを観返してみようと思います。
今回は第二作目のこちら。
カイジ2 人生奪回ゲーム
キャスト
伊藤カイジ(藤原竜也):
再び自堕落な生活を送り借金を背負った青年
一条聖也(伊勢谷友介):
帝愛グループの裏カジノの支配人
石田裕美(吉高 由里子):
今は帝愛グループのカジノに務める石田の娘
坂崎孝太郎(生瀬勝久):
パチンコ ”沼” の攻略で一攫千金を目論む男
利根川幸雄(香川照之):
カイジに負けて全財産を無くした元帝愛グループメンバー
大槻太郎(松尾 スズキ):
労働者から搾取している地下労働班の班長
石田光司(光石研):
ブレイブ・マン・ロードで死んだ労働者、裕美の父親
船井譲次(山本太郎):
限定じゃんけんでカイジに負けた男
ストーリー
利根川との勝負に勝ち、一度は借金を完済した伊藤カイジでしたが、再び帝愛グループに借金して地下労働場にて強制労働をさせられていました。
カイジは地下労働場で仲間を募ると、地下で行われているギャンブル ”チンチロリン”での賭博に挑みました。
仲間の協力の元、ギャンブルに勝利したカイジは、その報酬を持って、地下労働場から一時的に外出する権利を得ました。
彼の目的は、許された 2 週間という外出期間で自分と仲間の借金を帳消しにするだけの金を得る事でした。
地上に出たカイジが大金を得る方法を探していると、あるホームレスに出会います。
それは前回戦った利根川幸雄で、カイジに敗れた彼は、その後組織内で居場所をなくし、ホームレスとなっていたのです。
カイジは彼の紹介で、ある裏カジノの存在を知ります。
そこでは高レートでのギャンブルが行われており、偶然出会った坂崎考太郎につれられ、”沼”と呼ばれる巨大パチンコの存在を知ります。
一発当てる事が出来れば大金を得る事が出来るという、まさに一攫千金のパチンコでしたが、これまで当てた二人の人間は帝愛の重鎮達であり、カイジはイカサマパチンコであると見抜きます。
カイジは坂崎に連れられ、彼のアジトに向かいます。
沼攻略を企む坂崎と協力する事に決めたカイジに、坂崎は一人の少女を紹介します。
それはカジノ側の協力者、石田裕美で、帝愛が主催するギャンブルで命を落とした父の復讐だと話します。
坂崎の作戦の下、カイジたちは沼の攻略に挑みます。
裕美の情報に基づいた作戦は途中までは上手く行く様に見えていたのですが、失敗してしまい、失意の坂崎とカイジの前にカジノの支配人一条聖也が現れます。
彼は坂崎とカイジに裕美がカイジたちを裏切っていた事を伝え、またあるゲームを持ちかけます。
数日後、カイジはあるキッカケから沼を攻略する作戦を思いつきますが、その作戦には資金が必要であり、その金を得るために一条から提案されたゲームに参加する事を決意します。
それは「姫と奴隷」と呼ばれるゲームで、三つの扉の中から「姫」が居る扉を選べば勝利というゲームでした。
正解を知るのは「姫」だけで、失敗すればハズレの扉に存在するライオンに喰われてしまう命がけのギャンブルでした。
「姫」には彼等を裏切った裕美が選ばれていました。
裕美はカイジに正解の扉の番号を告げますが、裏切った彼女を信用できるかどうかが問題です。
苦悩するカイジにゲームの進行を担当していた利根川が助言をし、カイジは裕美の言葉が真実であると考え、正解の番号を選び出すことに成功します。
その夜、坂崎のアジトに利根川が訪れます。
利根川も自身の地位を取り戻す為に、沼への攻略を企んでいました。
利根川も加え、三人で沼攻略の作戦を練っていると、再び帝愛から逃げてきた裕美が姿を現します。
一度は裏切った彼女を仲間に向かえ、いよいよカイジたちは沼に挑みます。
作戦は上手く行っていたのですが、一条からイカサマの存在を指摘され勝負を中断されてしまいます。
一条は裕美からカイジ達がイカサマ、パチンコの玉のすり替えを行っていると知らされていたのです。
再び裏切った彼女に驚き、怒り、呆れる一同の前で、裕美は勝つ確率の高い方に乗るという自身の生き方を語ります。
それに対し、カイジは自分が最後に見た、父親の勇姿を彼女に語ります。
すり替えを確かめる一条でしたが、玉に異常はありませんでした。
カイジ達は彼女に真の作戦を話していなかったのです。
再び勝負は再開され、一条が施していたパチンコ台のイカサマは、カイジの作戦の前に次々と敗れていきます。
しかし、一条には最後の秘策があり、その秘策の前にカイジ達の資金は底をついてしまいます。
ですが、坂崎、利根川、そしてカイジ達が挑む姿を見て共に戦う決意をした裕美が追加の資金を提供し、カイジ達は沼を打ち破ることに成功し、見事に大当たりを獲得しました。
坂崎、裕美、カイジ、利根川は賞金の金を山分けし、カイジはその金で仲間と自身の借金を清算し、地下労働場からの自由を獲得します。
そんなカイジに、利根川はお互いの全財産をかけた、勝負を挑みます。
車のトランクに金を積み、勝負を始めるカイジ達ですが、その最中、トランクがいきなり炎上し始め、カイジ達の賞金は目の前で灰となりました。
賞金がなくなってしまったので勝負は中止、利根川はカイジに地下から解放された仲間達と会うために以前だまし取った 5 万円を返します。
仲間達と会い、ともに喜びを分かち合うカイジを遠くから見やる利根川の手元には、灰になったはずの賞金がありました。
トランクの中の金を予めすり替えており、炎上したのは偽物だったのです。
仲間達と別れ、一人帰路に着くカイジの手元に残ったのは僅かな小銭だけでした。
しかしその小銭は、膨大な借金を背負っていた彼にとって、マイナスの状態からゼロに這い上がった証でもあります。
彼はそのまま雑踏の中へと紛れて消えていきました。
感想
前作では自分のためでしたが、本作では仲間のためにカイジが戦います。
そして今回の戦いはパチンコ ”沼”です。
イカサマパチンコを破るためのアイデアなど、しっかり原作を再現してます。
裏切られても、裏切られても、見捨てなかったことが最後に自分達を救ってくれました。
「信じるものは救われる、真摯に取り組めば必ず正義は勝つ! 」
という事を伝えたかったのでしょうか?
それでも最後に利根川に裏切られるというオチは何を意味しているのでしょうか?
娯楽として、人間ドラマとして、たっぷり楽しめた作品でした。
「カイジ ファイナルゲーム」が待ち遠しいです。
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