渋谷で働く営業本部長のブログ

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映画「Fukushima 50」のあらすじと感想(ネタバレあり)

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コロナの影響で自粛してましたが、これはと思い観に行きました。

 

Fukushima 50(フクシマフィフティ)

 

 

 

 

キャスト

 

伊崎利夫(佐藤浩市):福島第一原発 1,2号機当直長

吉田昌郎(渡辺謙):福島第一原発 所長

大森久夫(火野正平):福島第一原発 管理グループ当直長

前田拓実(吉岡秀隆):福島第一原発 5,6号機当直長

浅野真理(安田成美):福島第一原発 緊急対策室総務班職員

野尻庄一(緒形直人):福島第一原発 発電班長

小野寺秀樹(篠井英介):東都電力本店 常務 緊急時対策室本部長

竹丸吾郎(段田安則):東都電力 フェロー

平山茂(平田満):福島第一原発 第2班当直長

井川和夫(萩原聖人):福島第一原発 第2班当直副長

伊崎遥香(吉岡里帆):伊崎利夫の一人娘

伊崎智子(富田靖子):伊崎利夫の妻

内閣総理大臣(佐野史郎)

 

ストーリー

 

2011 年 3 月 11 日 14 時 46 分、東北地方太平洋沖地震が発生します。

最大震度 7、マグニチュード 9.0 を記録したこの地震により東北地方の太平洋側に巨大な津波が起こります。

福島県の太平洋沿岸に位置している福島第一原子力発電所は巨大な津波の直撃を受け、稼働中の原子炉は外部電源を喪失します。

一時的に非常用電源に切り替えますが、津波の衝撃により非常用電源も喪失し、炉心冷却機能を失います。

原子炉の稼働は止めることができましたが崩壊熱が発生し続け、炉内の温度は上昇し続けます。

核燃料は自らの熱で溶けだし、メルトダウンを起こしはじめ、原子炉建屋内部の圧力が急激に高まり、建屋が内側から崩壊する危険性が出てきます。

対策本部長の吉田昌郎所長は 1~2 号機の当直長の伊崎利夫から、危険な状況を聞かされ、ベント(排気操作)を決意します。

しかし、電源を全て喪失しており、放射能が充満する建屋に人間が入って、人力で行わなければなりませんでした。

そこで伊崎は決死隊を組織して、今までに世界で一度も行われたことのないベントに挑みます。

一方で大混乱の東京では首相官邸、原子力規制委員会、東京電力で対策が練られますが、現場との危機感の差に吉田所長は焦りと苛立ちを隠せません。

原子炉の状況は刻一刻と深刻化し、遂に水素爆発を起こしてしまい、吉田所長は独断で冷却作業を進めます。

原発周辺地域では住民の避難が進み、その中には、原発で戦う職員たちの家族もいました。

状況が好転しない中、吉田所長は現場に残っていた関連企業の人間や事務方の人間を避難させる決断を下します。

福島原発の状況が世界中で報道され、残った職員たちは Fukushima50 と呼ばれ、称賛の声が集まるようになります。

奇跡的に 2 号機の爆発が回避され Fukushima 50 達も無事に家族の元に帰ることができました。

2 年後、吉田所長は食道癌でこの世を去ります。

手紙を受けとった伊崎は、葬儀の場で、この事故を忘れずに後世に伝え続けることを誓いました。

 

感想

 

本作は実話に基づいた作品ということで、事故の裏側で起こった真実を知るために観ようと思いました。

内容的には、会社上層部や国との間に温度差がある中での、原子炉の爆発を食い止める際の現場の人達の活躍と葛藤が描かれています。

東電上層部の対応や内閣総理大臣の発言など、実話と言いながらも、どこまでが本当なのかと思ってしまうシーンがちらほらありました。

映画は、最終的には桜が咲いて、ハッピーエンドのように終わりますが、私自身、原発問題が今どうなっているのかを理解していません。

ただ、原発で事故が起こると日本国が壊滅してしまう危険があるという事は再認識しました。

この映画が封切られたのは折しも「コロナウィルス」騒動の真っ最中。

突然起こった危機に国、会社、人などがどのように対応できるのか、対応すべきなのかをきちんと考える必要があると思います。

マスクやトイレットペーパーを買い占めている場合ではないですよ。

 

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