渋谷で働く営業本部長のブログ

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Amazon Prime Video で観た「トレイン・ミッション」のあらすじと感想(ネタバレあり) #おうち時間

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今回の引き籠もりのお供はこちら。

 

トレイン・ミッション

 

少し前にテレビでやっていたのを録画しておきました。

ただ、テレビで放映される映画はたいがい Amazon Prime Video で観ることができます。

 

 

 

キャスト

 

マイケル・マコーリー(リーアム・ニーソン):

 10 年勤めた保険会社を解雇された元警官の男

ジョアンナ(ヴェラ・ファーミガ):

 列車内でマイケルに謎のミッションを課す女

アレックス・マーフィー(パトリック・ウィルソン):

 昔マイケルとコンビを組んでいた警官であり、親友

ホーソン警部(サム・ニール):

 マーフィーの上司の警部

グウェン(フローレンス・ビュー):

 列車に乗り合わせたタトゥーに鼻ピアスのファンキーな学生の女

ソフィア(エラ=レイ・スミス):

 列車に乗り合わせた女(この事件の鍵を握る重要な人物)

 

ストーリー

 

アメリカのニューヨーク州、マイケル・マコーリーは元警官ですが 10 年前に転職をし、現在は保険のセールスマンです。

マイケルは最寄り駅のタリータウン駅から会社のあるニューヨークまで、毎朝同じ電車に乗って通勤するため、乗客とは互いに、なんとなく顔を覚えあっていました。

マイケルには妻のカレンと、今度大学生になる息子のダニーがいました。

ダニーは名門シラキュース大学へ進学が決まっていますが、寮に入れるかアパート住まいにさせるかが、マイケルの家での最も熱い話題です。

息子にアパートを与えると、学費に加えて生活費も高くつく上、家のローンもまだ残っており、60 歳のマイケルは 65 歳の定年まで働くつもりでした。

そんなマイケルでしたが、ある日、上司に呼び出され、解雇を言い渡されてしまいます。

帰り道に妻のカレンから電話を受けますが、マイケルはすぐには解雇のことを切り出せませんでした。

どうしようと考えつつ、警官時代に長い間相棒だった親友のジム・マーフィー警部と約束したバーに向かいます。

マイケルが会社をクビになったことを告げると、マーフィーは力になると言います。

しかしマイケルはやんわりと断りました。

同じバーには、警部に出世したホーソンもいて、マーフィーはホーソンを見て、苦々しい顔を浮かべながら「善人ぶっても死ぬだけだ。崇高な精神なんて古い」
と呟きます。

その時、バーのテレビでは、政府の職員が飛び降り自殺したニュースが報じられていましたが、マイケルは気に留めませんでした。

飲みに行ったものの、会社を早引きしたため、帰りの電車はいつも乗る電車でした。

グランドセントラル駅ではカバン検査が行なわれていてごったがえしており、その人ごみでマイケルは、携帯を摺られてしまいます。

通勤電車は電気トラブルの車両もあり、使えるのは一部の車両のみでしたが、それでも電車は乗客を乗せ、進み始めました。

マイケルが本を読もうとしていると、見慣れない女性が向かいに座り話しかけてきます。

女性はジョアンナと名乗り、人間行動学者だと言いました。

そして、人間は 16 種類の性格に分けられると言い、マイケルの性格を探るためにある実験をしようと言い出します。

それは非常に奇妙な内容でした。

「この電車内に見慣れない乗客がおり、盗品が入ったバッグを持っている。その人物はプリンという偽名を使っており、プリンは終点のコールドスプリング駅で降りる。もしその人物を探し当てたら、10 万ドルの報酬を与える。」というものでした。

「手付金として 2 万 5000 ドルが 2 号車のトイレに隠されている。」と言うと、ジョアンナはさっさと次の 86 丁目駅で降りていきました。

半信半疑でトイレに行ったマイケルは、通風口に本当に現金があるのを見て驚きます。

しかし、乗客は 100人 前後もいるので、到底探し出せるわけがないと思いつつも、ごみ集めをしていた乗務員のマニーに聞いてみます。

ジョアンナは「あなたの性格は次の駅で分かる」と言っていました。

次の駅でマイケルは、フードをかぶった黒人の少女に「やるのね?」と聞かれて封筒を押しつけられ、少女は「あなたは見張られている」と言うと、すばやくホームに降りていきました。

渡された封筒の中身は妻の結婚指輪で、妻が人質に取られている、監視されているのだと思い、マイケルはあせります。

なじみのトニーにスマホを借りたものの地下で電波が入らないため、マイケルは顔なじみの男性のウォルトの新聞を借りて読む振りをしながら「降りたら警察に通報してくれ」と書き記しました。

次の駅が近づき、電車が地上に出るとマイケルは携帯を使い、マーフィーに連絡を入れ、自宅が見張られていることと、この番号に折り返し連絡をくれとメッセージを残しました。

次の 125 丁目駅でウォルトが下車すると折り返し電話がかかってきますが、電話の主はジョアンナでした。

約束を破ったと咎めたジョアンナは、駅から見える交差点を見ておけと言います。

すると、信号待ちをしていたウォルトが背中を押され、バスに轢かれました。

そして、マイケルは真剣にプリンを探し始めます。

列車の座席には、購入した切符を立てておく場所があり、コールドスプリング駅で降りる客は、7 番のところに車掌がパンチで穴を開けます。

マイケルは切符を調べて、ひとりずつ話しかけて様子を探ることにしました。

マイケルが最初に話しかけた相手は、高慢ちきでえらそうなビジネスマン、株式仲買人のヴィンスでしたが、彼は取り付く島もなく席を立って去っていきます。

続いてマイケルが話しかけたのは、髪の毛を染めて鼻にピアスをした女性、グウェンでした。

マイケルはグウェンにカバンの中身を見せろと詰め寄ります。

グウェンは逃げようとしますが、カバンの中身をばら撒いてしまい、のそ中身は偽の IDでした。

グウェンの恋人が偽造したもので、彼氏が捕まらないようにとグウェンが持ち運んでおり、マイケルのことを警官だと思い、警戒したのでした。

マイケルは、このままでは時間が足りない、自分が話しかけると警戒されると判断し、車掌のサムに「怪しい奴がいた。3 人組で乗りこんだのに、別の車両に別れて座っている。」とテロをにおわせます。

車掌のサムが看護師のエヴァに荷物の点検を求めると、首にタトゥーを入れた男がさりげなく車両を移動しました。

それを見てマイケルが追うと、相手が殴りかかってきます。

こいつがプリンだと思ったマイケルは、追い払われながらも GPS を荷物につけました。

そして、マーフィーから折り返し電話がかかってきて、マイケルは簡単に状況を説明しました。

するとマーフィーは、2 日前に都市計画局の政府職員がふところに大金を持ったまま、飛び込み自殺するという事件があり、それと今回の件が関係しているのではないかと言います。

そして、危険だから次の駅で下車しろとマーフィーに警告されたところで、スマホの電池が切れました。

マイケルが電気系統のトラブルで使われていない客車に移動すると携帯の着信音が聞こえました。
それは床から聞こえ、開いてみると、先ほどの首タトゥーの男の死体が入っており、ポケットには FBI のバッジが入っていました。

その電話はジョアンナからで、「あなたのせいでまた死者が出た」と言われ、妻子の声も聞かされました。

妻子は監禁されているわけではなく、盗聴されているようで、洗面所に置いたはずの結婚指輪がないと妻のカレンが言い、息子のダニーが「父さんに電話して聞けば」と返答しています。

ジョアンナは次の駅には警官が詰めかけていることを知らせ、そして「下車せずにやりすごせ」とマイケルに命じました。

次のタリータウン駅では警察官が乗り込んできて、客車内を見て回ります。

マイケルは死体と一緒に隠れ出られなくなりますが、なんとか車輪の隙間から外を回って列車の中へ戻ります。

マイケルは最終車両に乗客を集めるために、最終車両以外の空調をわざと壊します。

するとサムが空調のトラブルに気付き、最終車両に移動するよう、アナウンスしました。

最終車両でマイケルは、見慣れぬ顔の男性にポーカーを挑みながら、客の全員に聞こえるようにわざと大きな声で、ジョアンナから依頼されたことを話します。

5 人が初めて見る顔なので、身分を知りたいと言うと、ポーカーの相手、ジャクソンは定期券を見せました。

するとギターを背負った男が隣の車両に移動し、追ってきたマイケルに言われるまま、荷物を見せます。

中身はギターでしたが、男は銃も所持していました。

実はこの男性、プリンを殺害するよう命ぜられた暗殺者のオリヴァーで、マイケルに黒幕が誰か知らないのかと笑います。

マイケルは投降する振りをして揉み合いとなり、オリヴァーは窓ガラスを割って対抗列車にぶつかりつつ、落ちました。

電車はギャリソン駅に到着し、次が終点のコールドスプリング駅です。

オリヴァーの銃を奪ったマイケルは、プリンという人物が狙われているのだと言いながら、必死で乗客を説得し始めました。

そしてマイケルは、終点まで乗っているはず株式仲介人のヴァンスがいない事に気付き、乗車時に香水で揉めていた女性のソフィアが席を外したことを思い出しました。

ソフィアが持っていた本はヘスター・プリンの「緋文字」で、彼女こそがプリンだと、マイケルは確信します。

マイケルはサムに緊急停車を指示し、サムは言われたとおりに緊急停車ボタンを押しますが、電車は止まらないどころか小爆発を起こし、暴走します。

運転士は殺害されており、終点の直前にはカーブが控えていました。

マイケルはみんなに車両の後ろの方に移動するよう指示し、車両を切り離しますが脱線し、車掌のサムは爆発に巻き込まれて死んでしまいました。

マイケルは静かにまだ 10 代後半の少女、ソフィアへ語りかけ、なぜ狙われるのか質問します。

ソフィアは、残業するニューヨーク市職員のエンリケとたまたま一緒におり、エンリケが 35 階から飛び降り自殺したわけではなく、殺されたことを知っていました。

そして、ソフィアはエンリケの持つ証拠を、代わりに所持していました。

話を聞いたマイケルは「なぜ警察に通報しなかった」と質問しますが、返答は「警官が犯人だもの」というものでした。

そして「善人ぶっても死ぬだけだ。崇高な精神なんて古い」と言っていたとも語ります。

脱線した車両は警察に包囲されており、一見すると「マイケルが乗客を人質にたてこもった」ように見えますし、実際、マスコミもそう報じます。

マイケルの親友のマーフィーが交渉役に選ばれ「人質を解放して、代わりに俺を人質にしろ」と言います。

車両に入り込んだマーフィーは、「善人ぶっても死ぬだけだ。崇高な精神なんて古い」とマイケルに声をかけます。

それを聞いた乗客とマイケルは、マーフィーが悪の一味と気づきました。

マーフィーはマイケルがクビになったのを知り、大金が入るようひそかに悪事を手伝わせる段取りをつけていたのです。

しかしマイケルが断ったため、ジョアンナが接触してきたのでした。

ジョアンナから処刑を命じられたマーフィーは、プリンは誰かと乗客に聞きます。

ソフィアが名乗り出ますが、ジャクソンもグウェンもエヴァもトニーも肯定したために、マーフィーは混乱します。

混乱しているマーフィーの隙をつき、マイケルがタックルして揉み合いになりました。

マーフィーがナイフを振り回すのを、みんなで取り押さえます。

マイケルは機転を利かせ、マーフィーの持っていた識別装置をとりあげました。

狙撃手が、識別装置がない者が立ちあがったので狙撃すると、マーフィーは死亡しました。

外にはソフィアが連絡を取り、証拠を持って会うハズだったガルシア捜査官がおり、マイケルの家の庭にいた不審者を逮捕したと報告しました。

マイケルの容疑は晴れ、ソーホーン警部は「マーフィーを内務調査しているところだった。こんな目に遭わせて申し訳ない」と謝ります。

そしてマイケルに警察への復帰を勧めました。

後日、シカゴ行きの電車に乗るジョアンナのところへ、マイケルがやってきます。

マーフィーは手先にすぎず、本物の黒幕はジョアンナであることを、マイケルは指摘しましたが、ジョアンナは「もしそうだとして、あなたに何ができるの?」と、平然と答えます。

 

毅然とした態度のジョアンナに対して、マイケルもひるみません。

「実はちょっとしたことなのだが」と言うと、マイケルは警官バッジを見せると、ジョアンナの表情が崩れました。

 

感想

 

前半はジョアンナの指示によるプリンという乗客探し。

怪しげな乗客を様々な角度から観察して推理していく様子が楽しい。

中盤から後半にかけては黒幕との戦いをメインとしてアクション。

そして後半から結末にかけては、この事件の種明かしという構成となっている。

推理、アクションのどちらにも寄りすぎていないのがちょっと中途半端な感じか?

「ワイルド・スピード」や「ミッション・インポシブル」と比べてはいけないのかもしれないが、少し物足りなさを感じた。

目指すところは「アガサ・クリスティ」っぽい方向なのかな?

 

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