年末のお休みを利用してこいつを観てきました。
新解釈 三国志
脚本・監督があの「今日俺」の福田雄一ということもあり、結構混んでました。
「今日俺」の感想は...まぁまぁという感じだったので果たしてどうでしょうか?
maximal-life.hateblo.jp
キャスト
劉備玄徳(大泉洋):関羽・張飛とともに義勇軍を立ち上げ、後の蜀の初代皇帝
諸葛亮孔明(ムロツヨシ):劉備の臣下で、蜀のために采配を振るった軍師
関羽(橋本さとし):劉備の立身出世に貢献した武将
張飛(高橋努):関羽とともに劉備の人柄に惚れ込み、仕える武将
黄巾(山田孝之):黄色い頭巾を頭に巻いて暴動を起こした反乱軍
呂布(城田優):武芸を極めた天下無双の将軍
董卓(佐藤二朗):幼い帝を擁し政権を握った独裁者
周瑜(賀来賢人):孫権を支え続けた武将
孫権(岡田健史):呉を建国した初代皇帝
黄蓋(矢本悠馬):呉に仕える老将
魯粛(半海一晃):天下二分の計を唱えた軍師
黄夫人(橋本環奈):諸葛亮の妻で利発な女性
小喬(山本美月):周瑜の妻で姉の大喬とともに「二喬」と称された美女
趙雲(岩田剛典):劉備の人柄に惚れ込み臣下となった武将
貂蝉(渡辺直美):董卓と呂布を手玉に取った絶世の美女
曹操(小栗旬):後に魏の王となる野心家
荀イク(磯村勇斗):曹操の覇業を支えた名軍師
夏侯惇(阿部進之介):武勇に優れた隻眼将軍
蘇我宗光(西田敏行):歴史学者でストーリーテラー
概要
歴史学者の蘇我宗光は、歴史には様々な説があり、史実に基づいた解釈も多様に存在すると語ります。
中国三国時代について書かれた歴史書『三國志』の新解釈を蘇我宗光がお伝えします。
今から約 1800 年前、中華統一を巡り魏・蜀・呉の三国が群雄割拠していた時代に荒れ狂う世相を憂い、義勇軍を立ち上げた男がいました。
それが蜀の将軍・劉備です。
「嫌だ、嫌だ。戦とかキライ。つい酒の力で、あんなこといっちゃったの!」
仁義の男・関羽と、怪力の猛将・張飛に両脇を抱えられ、満開の桜の木の下に連れてこられた劉備。
いつまでもぐだぐだ言う劉備をなだめ、関羽と張飛は無理やり義兄弟の契りを交わします。
その頃、漢の董卓は、幼い帝を擁することで国の実権を握り、やりたい放題でした。
董卓の暴君を止めるべく劉備軍は、魏の将軍・曹操と手を組み戦いを挑みます。
しかし戦いの日、劉備の姿がありません。
「ん?劉備は?将軍なしで戦う気?」曹操の問いに気まずそうな関羽と張飛。
なんと、劉備はズル休みでした。
呆れる曹操の前に、鬼神のごとき漢の将軍・呂布が赤兎馬に乗り、颯爽と現れました。
相手を買って出たのは、力では負けない張飛で、関羽も加勢しますが、力は五分五分で勝負はつきませんでした。
劉備軍は漢に美女を送り込み董卓と呂布を誘惑し互いに殺し合わせるという「三角関の計」と名付けた作戦を思いつきます。
劉備軍のイケメン将軍・趙雲が、蜀の国一番の美女を連れて来ると、それは豊満すぎるボディに斬新なダンスを踊る舞姫・貂蝉でした。
時代考証的美女ということで納得した劉備は、さっそく貂蝉を董卓の元へ送り届けます。
劉備の心配をよそに、貂蝉は見事に董卓と呂布を誘惑し仲たがいに成功し、呂布の手により董卓は殺され、呂布も逃亡の身となりました。
いよいよ中華統一を目指し勢いを付けたい劉備軍は軍師を雇うことにしました。
劉備は、稀代の天才と噂される孔明の元を訪ねます。
断られても何度でも訪ねる覚悟でしたが、現れた孔明は、だいぶゆるーい感じの男で、劉備の誘いに「やります!」と自ら志願し、劉備軍の軍師となりました。
家の奥からは恐妻の黄夫人の怒鳴り声が聞こえています。
「おらぁー、てめー片付けんかいっ!」
軍師・孔明を手に入れた劉備軍が次に戦うのは、漢の董卓が去った後、国の実権を握り好き放題している魏の曹操です。
劉備軍は、曹操を倒すため呉の若き君主・孫権に同盟を求めます。
孫権は、孔明に言わせれば「誰の言うことも聞くバカ」とのことでしたが、簡単に思えた交渉も、孫権の軍師・周瑜の登場でごちゃごちゃになっていきます。
何はともあれ、魏の曹操を倒すことでひとまず手を組むことにした劉備軍と孫権軍。
戦いの舞台は、長江の赤壁と移ります。
天下統一を目指し南下する魏の曹操軍を、長江の赤壁で劉備・孫権の連合軍が迎え撃ちます。
曹操軍は総勢 80 万、対する連合軍は 3 万。
対岸にずらりと並ぶ曹操軍の水軍を目の当たりにした劉備は、孔明に言います。
「ひとつ言っていいかな?勝てないよね」
孔明は答えます。
「戦に大切なことは…ネバギバ!」。
孔明に騙されてばかりの呉の軍師・周瑜は、「本物の軍師なら矢を 10 万本用意してみろ」と無理難題をふっかけます。
安請け合いが得意の孔明は、「やりましょう!」と 2 つ返事で受けますが、その裏で黄夫人に泣きつきます。
夫のことをボロクソ罵った黄夫人でしたが、天候を上手く読み風向きが変わる時を伝授します。
そして、霧の深い静かな夜、孔明は、藁をまとった船を何隻か用意させ、対岸の曹操軍へと送り込みます。
連合軍が攻めて来たと思った曹操軍は、その無人の船に向かって大量の矢を放ち、孔明はこうして一晩にして 10 万本の矢を手に入れてみせたのでした。
士気があがる連合軍の元に曹操軍の陣地で流行病が発生したと報告が入ります。
敵の勢力が落ちてるいま、まさに攻め時です。
しかし、報告を聞いた劉備は「えー、流行病こわいよ。帰ろう」と、撤退してしまいます。
「マスクすれば大丈夫だって」
孔明の説得も聞き入れません。
劉備軍が退き、孫権軍は降伏をせざるを得ない状況でしたが、またしても孔明が火攻めの策を立てます。
常に向かい風が吹くこの状況で、火の矢を放つことは自殺行為ですが、孔明は風の向きまで変えてみせると言うのです。
信じられない周瑜は「嘘なら斬首ね」と、どこか楽しそう。
約束の日、縛られた孔明の首に刀が振り下ろされる瞬間に風の向きが変わり、追い風が吹きました。
対岸の曹操軍の船に、次々と火が燃え盛っていきます。
そこへ、使者からの連絡が届きます。
「劉備軍が曹操軍の陣地に入りました」
劉備は軍を率いて帰ると見せかけ、船に火を放ち曹操軍の退路に攻め込んだのです。
「出陣じゃあ!」
劉備の声が轟きます。
途中で牛を食べ酒を飲み士気高まる劉備軍は、凄まじい勢いです。
「民の笑顔が見たいだけじゃー」
酔った劉備は手が付けられない強さを発揮します。
この作戦は、劉備と孔明の仕組んだものでした。
「これが、わたしの保険です」
孔明は、周瑜に言います。
「敵を欺くにはまずは味方から」
感想
エンドロールが流れ始めた瞬間の感想は...
「えっ、これで終わり?」
というのが正直な感想です。
ストーリーがあまりにも陳腐過ぎて、クライマックスなく終わった感じです。
確かに、キャスト陣は福田ファミリーが多数で、かなり豪華です。
豪華キャストが時折繰り出すギャグもつまらなくはないですが、大爆笑というものでもありません。
個人的な期待が高すぎただけかもしれませんが、ドリフのコントに近いかな?
ストーリーではなく、ギャグメインの映画なのかもしれません。
個人的な期待が高かった分、ちょっとがっかりな映画でした。
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