
銘店の一杯を求めて、そして辿り着いた安らぎの場所
この日はかなり暑くなってきましたが、僕の頭の中は透き通ったスープの「さっぱり系ラーメン」のことで一杯だった。向かったのは京王線つつじヶ丘駅にある、このエリア屈指の人気店として知られる「柴崎亭」だ。洗練された一杯を想像しながら店に近づくと、視界に入ってきたのは予想を遥かに超える長い行列だった。最後尾に並ぼうか一瞬迷ったけれど、空腹はすでに限界を迎えている。行列を横目に駅前へと向かった僕の目に飛び込んできたのは、赤と黄色の見慣れた看板。
日高屋 つつじヶ丘店
最近は期間限定メニューを食べるためにしか行かなくなったけれど、私はもともと日高屋の大ファンだ。有名店の行列に並ぶのは断念したが、日高屋にもさっぱり系の昔懐かしいラーメンがある。そんな思いで久しぶりに、僕は吸い込まれるように店内の自動ドアをくぐった。
五臓六腑に染み渡る、これぞ「王道」の味
前回の日高屋は大好きな「チゲ味噌ラーメン」を食べるために入った新橋店だ。
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店内がまだ空いていたので二人掛けのテーブルに座り、迷わず注文したのは
中華そば+半チャーハンセット 720円(税込)
注文してから料理が運ばれてくるまでの早さは、まさにプロの仕事。あっという間に着丼となった。
目の前に置かれた中華そばからは、どこか懐かしい、醤油と出汁の優しい香りが立ち上っている。まずはスープを一口。
「あぁ、これだ。」
複雑な技法や希少な食材を使っているわけではないと思うが、一口飲めば、
「そうそう、これが食べたかったんだ」
と思わせてくれる、すっきりとした醤油の風味が口いっぱいに広がる。
麺を啜れば、程よい縮れがスープをしっかりと持ち上げ、喉越しも抜群だ。
そして、隣に控える半チャーハン。一口食べれば、まさに
「これぞチャーハン」
という、教科書通りの味わいがそこにある。特筆すべき奇をてらった演出は何もない。パラリとした米の食感と、具材の絶妙な塩梅。その普通さが、かえって愛おしく感じられる。
中華そばを啜り、チャーハンを頬張り、再びスープで流し込む。このループこそが、日本人のDNAに刻まれた至福のひとときと言えるだろう。
現代の奇跡、圧倒的なコストパフォーマンスに敬意を
すべての料理を平らげ、お会計へと向かう。レシートに印字された数字は、税込でわずか720円。昨今の激しい物価高の影響で、ランチ一食で1000円を超えることが当たり前になりつつあるこのご時世において、この価格設定はもはや驚異的というほかない。駅前という好立地で、このボリュームと変わらぬ品質を維持し続けている努力には、ただただ頭が下がる思いだ。
行列に並んで食べる一杯も素晴らしいけれど、日常の中で僕らの胃袋と財布を優しく守ってくれる日高屋のような存在は、代えがたい価値がある。
つつじヶ丘の駅前で、お腹も心も満たされた僕は、大満足で次の打ち合わせへと向かった。高級品ではないけれど、日高屋のメニューは我々のような一般人のおサイフに易しくて美味しい。手軽に、けれどしっかりと美味しいランチを楽しみたいすべての人に、改めてこの王道のセットをおすすめしたい。ごちそうさまでした。
オススメのさっぱり系ラーメンとチャーハンはこちら↓
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日高屋 つつじケ丘店 (ラーメン / つつじケ丘駅、柴崎駅、仙川駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0
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