ここ数年「働き方改革」という言葉が流行りですね。
「働き方改革」というと、働く場所を選ばない = リモートワークが思い浮かびます。
それは移動時間などの削減、すなわち「ホワイトカラーの生産性向上」に繋がります。
確かに片道一時間かけてオフィスに行って、資料を作って、一時間かけて帰宅する。
往復二時間は無駄な時間もしくは満員電車の苦痛な時間に他なりません。
(この二時間を貴重な読書の時間という方もいますが、あくまで一般論です。)
一方、作業場所以外に生産性を上げる方法として RPA という手法があるようです。
RPA とは
RPA = Robotic Process Automation の略です。
ロボットによる、仕事・作業の、自動化という意味ですね。
工場などで組み立てロボットを使う事は昔から行われてきました。
今、RPA と言われているのはオフィス業務のロボット(ソフトウェア)による
自動化の事を指すようです。
このロボットの事を RPAロボット、デジタルレイバー(仮想知的労働者)
と呼ぶようです。
RPA ツールとは
RPA ツールは RPA ロボットをプログラミングなしで作るためのツールです。
また、複数の RPA ロボットを複合したプロセスを管理する機能も持っています。
Excel 上でマクロを組み実行するように、RPAツール上で RPA ロボットを作り、
実行すると考えればわかりやすいです。
RPA ロボット と AI ロボットの違い
RPA ロボットは、あくまでも人間の実施した作業のコピーしかできません。
例えば「xxx を青く塗る」という作業はコピーできますが、
「xxx を最も綺麗にする」という作業は、
「綺麗にする」の意味が人それぞれなので RPA ロボットには理解できません。
この「綺麗にする」というのがどういう事を意味するのかを自分で判断し、
実行できるようなものが AI ロボットです。
代表的な RPAツール
RPA ツールには様々なものがあり、それぞれ特徴があるようです。
WinActor:
純国産、シンプルでわかりやすいツール
BizRobo!:
Kofax Kapaw というRPAツールを使った RPAサービスで、複数ロボットの管理に長けている
UiPath:
何でもできる RPA ツールの万能選手で無料版も提供されている
RPA Express:
WorkFusion 社が提供する RPA ツールで、RPA と AI が融合した未来型ツール
Automation Anyware:
機械学習と自然言語処理技術を用い一部非定型業務までも対応する RPA ツール
BluePrizm:
汎用性に優れ、様々な インターフェースへの連携が可能な RPA ツール
最後に
RPA、非常に面白そうな分野です。
毎日、毎週、毎月行っている定型業務をロボットにやらせて、
空いた時間に人間しかできないことをし、全体の生産性を上げる事と理解しました。
従来はプログラムを書くことで実現していた事をプログラムレスで実施できる。
これは、私のような文系人間にも開発者になるチャンスを与えてくれるツールです。
いずれかひとつのツールを選んで勉強してみたい...そう思いました。
AI の開発者にはなれませんが、RPA の開発者にはなれるかも?
今回は以下の本で勉強させて頂きました。
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