アベンジャーズ / エンドゲームを観る前に観る事ができなかった唯一の作品。
「キャプテン・マーベル」
レンタル解禁になったので早速観てみました。
キャスト
ヴァース / キャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン):
特殊能力を持つクリー人部隊の一員、キャプテン・マーベル
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン):
SHIELD のヘッド・エージェント
ヨン・ロッグ(ジュード・ロウ):
クリー人の対テロリストエリート特殊部隊スターフォースのリーダー
フィル・コールソン(クラーク・グレッグ):
SHIELD の新米エージェント
タロス(ベン・メンデルソーン):
高い変身能力を持つスクラル人の将軍
マリア・ランボー(ラシャーナ・リンチ):
キャロルの旧友にして空軍のパイロット仲間
グース(ゴンゾ、リゾ、アーチー、レジー):
ペガサス計画施設でヴァースとフューリーについてきた猫
ストーリー
惑星ハラのとある施設の一室でクリーの戦闘軍スターフォースの新人女性戦士ヴァースは妙な夢に襲われ眠れないでいました。
眠れなくなったヴァースはいつものようにスターフォースの司令官の部屋を訪ね、司令官と格闘の特訓に励みます。
司令官の技は手強く、最終的にはヴァースが手から放つビームで司令官を吹っ飛ばしてしまいます。
朝になると、二人は鉄道を使ってクリー人にとって神のような存在の人工知能、インテリジェンスがいる場所へ移動します。
クリーの戦士は脳を接続し、白い空間でインテリジェンスと対面しますが、人によって見えるその容姿は異なっており、自分の中で最も印象深い人物の姿に見えるようになっています。
ところが、ヴァースが見ているその姿は記憶にない白髪の女性で、ヴァースは夢やその女性の姿など、度々覚えのない記憶に悩まされていました。
他のスターフォースの戦士たちは武器を使いますが、ヴァースは自らの手から出すビーム「フォトンブラスト」を使用することができます。
しかしヴァースは、戦士となって日が浅く、力の使い方を誤る可能性があるため、自由に戦闘をさせてもらえませんでした。
その日もインテリジェンスから制止されますが、次のミッションで実力を示せと命じられます。
ミッションは、惑星トルファで囚われているクリー人の救出で、スターフォースのメンバーと共にハラに向かい信号の発信元を探りますが、ハラの原住民たちしか見当たりません。
薄暗い中で、ヴァースは一人はぐれてしまい、スクラル人に捕らわれてしまいます。
ヴァースは、再び覚えのない過去のような夢を見ていましたが、いつもとは様子が違います。
夢の中でヴァースがいるのはどこかの戦闘機の車庫で、そこへ白髪の女性が現れます。
その姿は、ヴァースが見ている神の姿の女性で、その女性の胸元の名札には「ローソン」と書いてありました。
すると、どこからかその名前を読み上げる男の声が聞こえ、そこでヴァースはようやく眼を覚ましました。
気づくとヴァースは、逆さの状態で拘束されていました。
一刻も早く抜け出さなければと感じたヴァースは、フォトンブラストの熱で手足の拘束を解き、脱出ポッドを奪って脱出することに成功します。
しかし、ポッドに異常が生じて壊れてしまい、ヴァースはそのまま C-53 と呼ばれる惑星、地球へ落下していきました。
ヴァースはアメリカにあるレンタルビデオ店に落下しますが、外に出て通信機と公衆電話を接続し、スターフォースの司令官との通信に成功します。
司令官は、22 時間後にスターフォースが地球に到着するまで待機するようにと命じますが、ヴァースはローソンという名の女性がスクラル人に狙われていることを伝えて、自分が彼女を救うと言います。
同じ頃、地球に数人のスクラル人が到着し、ヴァースを探し始めていました。
スターフォースとの通信を終えたヴァースの元へ、SHIELD の捜査官、ニック・フューリーと新人捜査官のフィル・コールソンが現れます。
ヴァースはフューリーに、スクラル人が攻めてくること、ローソンという女性が狙われていることを告げますが、フューリーは当然信じません。
そこへ一人の若い男性が地球では見慣れぬ武器を持ってやってきますが、ヴァースはすぐに彼がスクラルだと見抜きフォトンブラストで反撃します。
逃げるスクラル人をヴァースが追っていったため、フューリーもコールソンを車の助手席に乗せて追いかけます。
電車の中の乗客に紛れたスクラル人をヴァースは見抜き戦います。
電車を車で追っていたフューリーの元へ、今助手席に座っているはずのコールソンから連絡が入り、フューリーは助手席に座っているのはコールソンではなくスクラル人だと気づきます。
拳銃を構えるコールソンの姿のスクラル人に必死に抵抗したフューリーは、なんとかスクラル人を殺害し、本当の姿になったスクラル人の亡骸を見て驚き、知られてはいけないと、自身が来ていたジャケットを被せます。
スクラル人を見失ったヴァースは、駐車してあったバイクと服屋のマネキンが来ていた服を盗んで、自身の記憶の中に存在するとある店を目指し移動します。
フューリーは SHIELD の施設にスクラル人の遺体を持ち帰り、長官立会いのもと解剖を行い、長官からヴァースを見つけて話を聞くように命じられます。
フューリーが部屋を出たあと、長官はスクラルの亡骸に顔を近づけて「安らかにな、友よ。指名は必ず果たすぞ」と声をかけました。
ヴァースは目的の店にたどり着きますが、そこには既にフューリーがいました。
ヴァースはフューリーがスクラル人ではないことを確認し、ローソンを探す手助けを要請します。
フューリーはそれを承諾し、二人はヴァースの記憶を頼りに空軍施設へ向かいます。
施設にたどり着いた二人は目的を告げ中へ入りますがなかなか案内されず、フューリーは SHIELD の技を使い指紋認証ロックを突破し、記録室に向かいます。
その途中、猫のグースと遭遇します。
ローソンの資料を探していた二人は、6 年前の実験中の事故で操縦していたパイロットと共に命を落としていたことを知り、そしてヴァースは、ローソンの資料の中に、彼女が書いたと思われるクリー文字の資料を発見し、彼女がクリー人であったことを知ります。
それを聞き、ただならぬ事態だと感じ取ったフューリーは、ヴァースに黙って SHIELD本部へポケベルを使い連絡して長官と捜査官数人を呼び出しました。
一人記録室に残り漁り続けていたヴァースは一枚の写真を見つけます。
そこには戦闘機が写っていて、その側にローソンと黒人の女性、そして端の方にヴァース自身が写っており、全く記憶にないこの写真を見つけたヴァースは、かつて自分が地球にいたということに気づきました。
フューリーは長官とその他数名の捜査官を迎え入れ、一緒にヴァースの元へ向かおうとしますが、長官の言動がおかしいことに気づき、長官がスクラル人であることを見抜きます。
フューリーはスクラル人と戦闘を繰り広げ、駆けつけたヴァースと共に戦闘機に乗りこみ、ヴァースの操縦で見事スクラル人から逃げ出します。
飛び立ってから、その戦闘機にグースが乗り込んでいることに気づき、猫好きのフューリーは猫なで声でグースに話しかけ、ヴァースはあの写真に写っていたマリア・ランボーの元を目指し操縦し始めました。
マリアの自宅に到着したヴァースとフューリーはヴァースは記憶がほとんどないこと、それと引き換えにスーパーパワーを身につけたことを伝えます。
ヴァースが、自分が確かにここで生きてたことを実感していると、そこへ二人のスクラル人がやってきました。
スクラル人のリーダーのタロスは、戦闘をやめようと言い出します。
彼らがヴァースを探していた理由は、ローソンが開発したライトスピード・エンジンの技術を習得するためでした。
ローソンの本名はマー・ベルといい、彼女はクリーとスクラルの戦争の終焉を望んでおり、彼女はその戦争で故郷を失ったスクラルの手助けをしていたと言うのです。
そして、スクラル人は空軍施設の倉庫から、6 年前マー・ベルとヴァースが惑星ハラに墜落した際の音声データを見つけたといい、それを再生しました。
惑星ハラに墜落したローソンとキャロル、キャロルが慌てて後ろの席のローソンへ駆け寄ると、彼女は額から青色の血を流していました。
それに驚くキャロルを見て、ローソンは自身の本名はマー・ベルであること、地球人ではなくクリー人であること、クリーとスクラルの戦争を終結させるために地球で研究をしていたことを打ち明けます。
そして、クリーに自身の研究技術であるライトスピード・エンジンを渡すわけにはいかないと、その場で戦闘機に積んである装置を銃で破壊しようとしますが、次の瞬間、マー・ベルの胸を何者かが撃ち抜きました。
倒れたマー・ベルの傍で急いで銃を構えるキャロル。そこへ銃を構えてやってきたのは、スターフォースの司令官、ヨン・ロッグでした。
キャロルは、マー・ベルの言っていたことを信じ、戦闘機のエンジンを撃ちました。
するとエンジンは青い光を放ち大きな爆発を起こし、青い光はキャロルの体に吸い込まれていきました。
ヨン・ロッグが気がつき立ち上がると、倒れる女性の手に青い光が浮き上がっており、この女性がパワーを吸収したことに気づいたヨン・ロッグは、彼女を殺さずにインテリジェンスの元へ連れて行くことにします。
側に落ちた名札の破片から彼女を「ヴァース」と呼ぶことにしました。
タロスはヴァースに、彼女にマー・ベルの意思を継ぎスクラル人たちを避難させてほしいと言い、ヴァースはマー・ベルの意思を継ぐことを決め、スクラル人二人と手を組むことを決めます。
翌朝、ヨン・ロッグは地球に到着し、発信情報をもとにマリアの家の小屋に辿り着きヴァースと会話をしますが、違和感を感じたヨン・ロッグは銃で彼女を撃つと、とそこにいたヴァースはスクラル人で、ヴァースが真実を知ったこと、タロスと手を組んだことを伝えます。
ヴァースとマリアの操縦で宇宙に飛び出したフューリー、タロス、そしてグースはタロスが受け取った座標へ向かうと、そこに突然宇宙船が姿を現します。
4 人はグースを連れて中へ入ると、そこにはライトスピード・エンジンの技術の元になった物質、青い光を放つ四角い物体「テッセラクト」をがありました。
その場にある箱にテッセラクトを入れ宇宙船から出ようとすると、タロスはスクラル特有の鳴き声で叫び始めます。
すると、次々とスクラル人が現れ、そのうちの一人の女性がタロスの元へ駆け寄り抱きつきました。
タロスは妻と子供と再会を果たしました。
ヴァースはクリーの戦士としてスクラル人たちに詫び、タロスも戦争はそういうものだと言います。
そこへヨン・ロッグ率いるスターフォースが乗り込んできました。
ヴァースは気絶させられ、インテリジェンスと強制的に接続させられます。
ヴァースはインテリジェンスが今まで騙していたことに対する怒りを露わにしますが、マー・ベルの姿で語りかけるインテリジェンスは、ヴァースの力を奪います。
しかし、一人の戦士として成長を果たしたヴァースは、「私の名前はキャロル」と言い、インテリジェンスの制御を解きます。
自力でインテリジェンスから抜け出したキャロルはスターフォースと対峙します。
スターフォースに奪われていたテッセラクトですが、グースがフラーケンとしての能力を発揮し、テッセラクトを飲み込んで奪いました。
フューリーとマリアはコックピットに乗り、スクラル人たちを乗せて抜け出します。
キャロルはスターフォースの面子を次々と倒していき、いよいよ残るはヨン・ロッグ一人となりました。
惑星ハラに降り立ち対峙した時、ヨン・ロッグは素手での格闘を挑みますが、キャロルは迷いなくフォトンブラストを放ち吹っ飛ばします。
そして、キャロルはヨン・ロッグを戦闘機に乗せ、目的地をハラに設定し、自らインテリジェンスに報告するように命じて自動操縦でヨン・ロッグをハラに送りました。
テッセラクトを飲み込み反撃のチャンスを作ったグースを褒めるフューリーでしたが、グースに左目を引っかかれて失明してしまいます。
マリアの家に戻ったキャロル、フューリー、マリアはタロスの家族も迎え夕飯を楽しみました。
その後、キャロルはフューリーに、テッセラクトは地球で保存してほしいと伝え、没収していたポケベルを返します。
そのポケベルは、キャロルの改造が施されていて、銀河2つ分の距離があってもキャロルに連絡が届くようになっています。
キャロルはフューリーに、自分を呼ぶのは本当に非常事態の場合のみにしてほしいと頼みます。
キャロルは、モニカからかつて着ていたジャケットを受け取り、故郷を失ったスクラル人たちの住処を探す手伝いをするために、宇宙へ飛び立って行きました。
SHIELD 本部へ戻ったフューリーは、スクラルとクリーの戦争の実態を目の当たりにして、宇宙にはもっと多くの脅威が潜んでいると考えます。
しかし、唯一頼ることのできるキャロルは遠くに去ってしまいました。
そこでフューリーは、他のスーパーパワーを持った者たちを集結させチームを作る計画を考え、キャロルの空軍時代の写真から「キャロル・アベンジャー・ダンヴァース」という文字を見つけ、その計画を「アベンジャーズ計画」と名付けました。
それから 23 年後のある日、全宇宙の生命が半分消え去ってしまうという出来事が起こりました。
当然、フューリーが集結させたアベンジャーズのヒーロー、その他のヒーローたちも半数以上が消え去っていました。
「悪夢だ」というスティーブに対しナターシャは「悪の方がマシよ」と返します。
そこへローディが現れ、「例の発信機の動きが止まった」と言います。
観察していたバナーの元へ 3 人が行くと、それまで点滅していたマークが止まっていました。
ナターシャが「受信先の相手が知りたい」と言い振り返ると、そこには見慣れぬスーツを来た女性が立っていました。
彼女は不安そうに 4 人に尋ねます。「フューリーはどこ?」
感想
単体としては非常に面白く、迫力のある映像も楽しめる作品でした。
ただ、エンドゲームとの繋がりはとって付けた感じです。
これを観ていなくても、問題なくエンドゲームは十分楽しめます。
キャプテン・マーベルの強さはすごくて、今後の主役なのかなぁ?とも思えます。
スクラル人の永住の地を探す手伝いをするために宇宙に飛び立ったところで終わったので、今後の続編が期待できますね。
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