Amazon Prime Video で観ました。
淵に立つ
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キャスト
八坂草太郎(浅野忠信)
鈴岡章江(筒井真理子)
鈴岡利雄(古舘寛治)
山上孝司(太賀)
設楽篤(三浦貴大)
鈴岡蛍(篠川桃音)
鈴岡蛍/8年後(真広佳奈)
ストーリー
町工場を営む利雄は、妻子との会話はあまりないもののとくに波風の立たない穏やかな家庭を有していた。
そこにある日、利雄の古い友人である八坂が現われる。
前科をもつ八坂は出獄して間もない身の上であり、その身を案じる利雄はさっそく自宅の一室を彼のために貸すのだった。
突然のことに動揺する妻・章江も八坂の人当たりの良さと誠実さに好感をもった。
通っている教会での演奏会のためオルガン練習に余念のない娘・蛍も、演奏に長けアドバイスしてくれる八坂になついてゆくのだった。
すっかり家族同然になった八坂は、あるとき章江に殺人を犯したことを告白するが、すでに彼に揺るぎない信頼を寄せていた章江にとっては、むしろ八坂への感情が愛情に変わるきっかけとなるばかりであった。
家族が八坂を核として動き始めた実感を得たとき、彼による暴挙は始まった。
すべてを目の当たりにし狼狽する利雄をおいて、八坂はつむじ風のように暴れ、そして去っていった。
8年の月日が流れた。
町工場は平穏を取り戻してはいたが、家族には言い知れぬ痛みを伴う傷跡が残されていた。
皆のため失踪した八坂を探させる利雄ではあったが、時の流れがいつしか諦めの気持ちを彼に抱かせていた。
利雄の工場ではといえば、勤めていた青年・設楽の退職に伴い後継者として孝司という若者が出入りするようになっていた。
熱意をもつ孝司は好意的に迎えられていたが、ふとしたことから利雄に、自分の父親が八坂であることを洩らす。
孤児であり父親の記憶はない、と弁明する彼だったが、家族の忌まわしい記憶を掘り起こさせるには十分であった。
八坂と自分にまつわる秘密を利雄は明らかにするが、もはやそれは遅すぎた告白であった。
探偵の調査の結果撮影された、八坂とおぼしき写真をたよりに家族は地方へと旅立つ。
その旅路の果てに待つものは何かを、家族たちは祈るような気持ちをこめて注視し続けた。
出典:Wikipedia(2020.04.30)
感想
家族の崩壊の様を描いた映画のようですが、とにかく暗いです。
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で賞をとっているみたいですがどういう視点なのか、わたしには良くわかりませんでした。
過去の自分の秘密が夫婦、家庭の関係を壊していく様はよく描かれていると思います。
しかしながら、肝心な部分の種明かしがないので、観終わった時の不完全燃焼感がハンパではありませんでした。
テーマが重たい映画なので、娯楽を求めて観るのにはオススメしないです。
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